月別アーカイブ: 2010年2月

それは無いよ、カフェインアレルギーへの誤解 その1

私がカフェインで体調不良を起こすようになって以降、色々な方からカフェインについて尋ねられました。

「カフェインは何に入っているの?」
「カフェインを摂ったらどうなるの?」
「カフェイン無しでどうやって生活しているの?」などと言ったように。

色々と尋ねられる中で「何か誤解されているなぁ」と思う質問もありました。そこで、今回から3回に分けて、大きな誤解だと思われる質問を取り上げ、誤解を解くべく解説いたします。

1回目の本日は、次のような質問です。

「●●を見ただけで(匂いを嗅いだだけで)体調が悪くなるの?」

結論から申し上げます。●●の中にはカフェインを含む食品が入るのですが、それを見た瞬間にアレルギー反応が出ることが無ければ、その匂いを感知しただけで反応が出ることもありません。

まず、対象となる食品を見ただけで反応が出るとなれば、写真やイラストでも反応が出ることになりますよね。私も現物であれ、写真やイラストであれ、気分を害することはあっても、それですぐ何かしらの症状に苦しめられることはありません。

見た目はアレルギーと直結しないと考えています。

一方、匂いについては、より丁寧に綴っていく必要があります。私の場合、これはコーヒーでよくあることなのですが、その香りがするところで咳き込んだり息苦しくなったりすることはあります。

しかし、そこですなわち「匂いで症状が出る」と考えるのは大きな間違いです。何故なら、カフェインは元々無臭の物質だからです。つまり、匂いはあくまで「近くにカフェインがありますよ」と伝えているようなものなのです。

そのため、匂いが漂う前に息苦しさを覚えて、後で匂いが伝わって理由が分かった…という事例は何度も経験しています。「匂いがした、すぐ換気しよう」と思う前に調子を崩すことも、そう珍しくは無いのです。

もし、このような質問が来たら「そのものが持つ見た目や匂い自体は、体調を引き起こす要因とは考えにくい」と答えると、しっくり来るのかも知れませんね。

本記事は、ブログ『カフェインアレルギーの歩む道』より、2010年2月28日に投稿された記事『カフェインにまつわる誤解 その1』を加筆修正したものです。
★最終更新: 2017年4月15日★
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カフェインを見抜くための2つの大事なポイント

カフェインを含むものは案外多いように思います。食品だけでなく、医薬品や日用品にも含まれており、油断していたらカフェインに触れていた…なんてことも少なくありません。

カフェインを含むものを知っておくことは有益であると考えます。カフェインで体調を崩す方は、それらを上手に避けることが出来ますし、そのような方を相手にする場合でも、上手く対処出来るのではないでしょうか。

しかし、コーラや栄養ドリンクなどのように、後からカフェインを添加したものであれば、原材料欄に「カフェイン」と明記されて分かりやすいのですが、元々カフェインを含むものを原材料に使っていれば「カフェイン」の文字は見られないケースが殆どです。

そこで、カフェインを見抜く際には、次の2つを必ず忘れずにしておきましょう。

① いつも原材料(配合成分)をチェックする
② 楽観的な思い込みを捨てる

まず、①はカフェインを見抜く最大のポイントになってきます。カフェインの文字が無くても、カフェインを含んでいると分かるものが記載されていることは非常に多いです。

「チョコレート」を例に取ると、「チョコレート」は勿論、「ココア」「カカオ」「カカオパウダー」「カカオバター」「チョコレートコーティング」などの文字を見れば「チョコレートに関係したものだ」と分かり、正しく避けることが出来る筈です。

ここで、気をつけたいのは、小さな子どもだけで買い物をさせる場面ですね。まだ「チョコレート」「ココア」などは読めるかもしれませんが、「抹茶」「烏龍茶」などといった漢字を読めないケースもあるでしょう。

その際には必ず、大人がフォローすることも大事になってきます。「文字は読めるには読めるけど、内容までは分かっていないかも」といった場合も、大人が適切にフォローしたいものです。

次に、②ですが、例えば「この商品にカフェインが入るなんて思えないから大丈夫だろう」「前にこの商品を買って大丈夫だから今回も大丈夫だろう」などと安易に考えていては、カフェインで痛い目に遭うケースが出てきます。

冒頭にもある通り、カフェインは食品に限らず、医薬品や日用品でも含まれる場合があります。また、食品だけに注目しても、これは入っていないのでは?と思いがちなものでも入っているケースがありましたよね。

楽観的な思い込みを捨てれば、自ずと原材料チェックに集中出来るようになります。買い物にかける時間がかかることも、安全のためならと受け入れることが最善だと思います。何もこれは、カフェインに限ったことでは無いですね。

ここまでは、原材料が明記された商品を買う場合を見てきましたが、飲食店や菓子店などの商品は原材料がハッキリ分からない場合が多いです。この場合は、店員さんに確認を取るのが最善でしょう。

ただし、世の中の店員さんが全員「カフェイン」を十分に理解しているとは限らず、商品によっては「企業秘密」で明かせないこともございます。この場合は残念ながら、真偽はともかく「買わない」という選択肢を取ることになるでしょう。

これからも、本ブログでは、カフェインに関する情報を提供してまいります。これらの情報を参考にしていただきながら、適切にご対応いただければと考えています。

本記事は、ブログ『カフェインアレルギーの歩む道』より、2010年2月21日に投稿された記事『カフェインを見抜く』を加筆修正したものです。
★最終更新: 2017年4月15日★
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チョコレートに潜む3つの危険要素

2月14日はSt.ヴァレンタインデー。日本では、女性が意中の男性にチョコレートを贈る日となっていますが、近年では「友チョコ」「逆チョコ」「ご褒美チョコ」なるものもあって、その商戦は年々加熱しています。

かつて、本ブログでも「チョコレートはカフェインを含む」と綴りました。私、管理人は、カフェインの中でもチョコレートでの症状が最も重く、呼吸困難や短期的ながらも記憶喪失を起こすなど、生命の危険にさらされたことがあります。

実は、チョコレートは「カフェイン」以外のアレルギー物質を含んでおり、それ故「チョコレートアレルギー」はかなり複雑なものだそうです。つまり、チョコレートで体調を崩しても「全てカフェインのせい」とは限らないのです。

では、チョコレートには、どのような危険物質が含まれるのでしょうか?  Wikipediaの「チョコレートアレルギー」の項とともにまとめると、次の3つが挙げられるでしょう。

① チラミン
② ニッケル
③ カフェイン

まず、①の「チラミン」とは赤ワインやチーズなどに含まれる物質で、高血圧発作を誘発するものだそうです。赤ワインやチーズを摂っていて、片頭痛や心拍数の上昇などの症状が起きる場合には、チラミンによるアレルギーも考えて良さそうです。

次に、②の「ニッケル」ですが、「金属アレルギー」を引き起こす物質でもあります(ニッケル以外にもアレルギーを起こす金属は存在します)。この症状がある方で、チョコレートでも同じ症状が出た場合には、ニッケルに反応したものと考えられるでしょう。

そして、③の「カフェイン」は、厳密に言えばアレルギー物質では無いのですが、不耐症(過敏症)と呼ぶには難があるほどの重い症状を引き起こすケースがございます。決して安易に考えてはならないでしょう。

以上の3つに注意したいところですが、ここで注意すべきことは、「チョコレートアレルギーの方は必ず、チラミンにも、ニッケル(ひいては金属)にも、カフェインにもアレルギー反応が出る訳では無い」と言うことです。

事実、私は赤ワインやチーズを摂って体調不良を起こしたことはありませんし、金属アレルギーもありません。しかし、コーヒーやお茶類などでは体調不良を起こしたので「カフェインアレルギー」と位置づけられたのです。

チョコレートの何に対して症状が出るのか分かりにくいため、摂る際には慎重さが欲しいところです。原因は明らかではありませんが、チョコレートを摂取後にアナフィラキシーショックで死亡した事例が日本でも挙がっています。

また、ここまで「チョコレート」と綴ってきましたが、「ココア」「カカオ」などでも同様のことが言えます。チョコレートで何らかの症状が出た際は、「チョコレートはダメだけどココアなら大丈夫」などといった発想を捨てましょう。

チョコレートで体調不良を起こす方にとって、過熱するヴァレンタイン商戦は辟易するものだと思います。ヴァレンタインデーに限らず、普段の生活で目にすることが多いだけに、不安も尽きないところでしょう。

本記事は、ブログ『カフェインアレルギーの歩む道』より、2010年2月14日に投稿された記事『チョコレートという危険物』を加筆修正したものです。
★最終更新: 2017年4月15日★
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