「スポーツドリンク」の罠
今月は「カフェインとダイエット」の関係について綴っていますが、皆様の中には運動をしてダイエットを成功させようとお考えの方もあるかと思います。
では運動する際、一体何を飲まれますか?
水やお茶も向いていると思いますが、スポーツドリンクと答える方も多くあることでしょう。そもそも、水分を取らずに運動をすることは、身体に危険な状態をもたらします。その補助として、スポーツドリンクを勧めるケースもあるようです。
最近のスポーツドリンクは単なる栄養補給だけでなく、脂肪燃焼や疲労回復などを狙って、より機能的に作られた商品も増えています。
しかし、そういった効果を狙うために「カフェイン」が入れられた商品も世の中には出回っています。
例えば、ある大手メーカーの商品には「ダイエットサポート」と銘打って、ダイエットで良く聞かれる栄養素に加えて「カフェイン」と明記し、成分表示にもその含有量が示されています。
もし、カフェイン不耐症患者が何も考えずにその商品を口にしてしまったら、大変な事態になると予想されます。スポーツドリンクはしっかりラベルを見て選びましょう。
私が見た限りだと、スポーツドリンクに含まれるカフェインは原料に由来するものでないケースが多く、大抵の場合「カフェイン」と原材料欄に書かれています。その点を考えると、比較的選びやすくなっていると思います。
また、カフェインを含むスポーツドリンクドリンクは、そうでないスポーツドリンクを考えると、種類や数が少ないように思われます。多少は警戒した方が良いかと思いますが、警戒し過ぎるまでには無いと考える方もあるかも知れません。
さて、ダイエットを考える方の中には「面倒な運動はせず、食事制限で痩せたい」と考える方もあるでしょう。しかし、この場合でもカフェイン不耐症患者には要注意のものがございます。
それについてはまた次回、綴ってまいります。