それは無いよ、カフェインアレルギーへの誤解 その3
前々回、前回と、「カフェインアレルギー(不耐症)にまつわる誤解」を綴ってきました。今回は3回目、ひとまず最後の項目です。3つ目の質問は次のようなものです。
「(カフェインがダメ)なら水しか飲めないの?」
確かにカフェインを含むものとして、コーヒーやお茶類といった嗜好飲料をすぐに思い浮かべるでしょうし、水は何も添加されていなければ安全だという意識もあるでしょう。
私自身も水で体調不良を起こしたことはございません。
しかし、私が普段持ち歩くステンレスボトルにはお茶が入っています。ノンカフェインのものであれば、水以外のものも、お茶も飲めるのです。
ノンカフェインのお茶類の代表格と言えるのが「麦茶」です。手頃な値段で沢山買えるので重宝しています。冷たくして飲むものだと思われがちですが、暖かくしても美味しいものです。
「麦茶はノンカフェインですよ」と話すと、驚かれることが多いですね。麦茶がノンカフェインだということは案外知られていないようです。
また、ダイエットで名前が挙がる「杜仲茶(とちゅうちゃ)」もノンカフェインのお茶の1つです。同じく、ダイエット時に推奨されやすい烏龍茶やプーアル茶の代わりに飲む方もありますね。
他にも「ハト麦茶」や「黒豆茶」「ドクダミ茶」などもノンカフェインです。一部の商品を除きますが、「ハーブティー」もカフェインを含まないものが多いので、重宝しています。
普段は上記のようなお茶で大丈夫なのですが、外食でノンカフェインのお茶を調達するとなると中々大変です。それこそ「水しか飲めない」こともあります。
しかし、お茶だけに限らず、甘さやカロリーを気にしないのであれば、「オレンジジュース」や「ジンジャーエール」などを逃げ道にすることもできます。但しコーラはカフェインが入っていますので要注意です。
「では、アルコールにはカフェインが入っているの?」と聞かれることもあります。烏龍ハイなど、カフェインを含む飲み物で割ったものは当然飲めませんが、一般的な「ビール」や「ワイン」などにカフェインは含まれていないようです。
「アルコール自体に強いかどうか」ということと「カフェインに強いかどうか」ということには、何ら関係がございません。アルコールを口にする際は、法律と適量を守ることが大事です。
以上、私が尋ねられた中で多い「誤解」について綴ってまいりました。「カフェイン」と言う言葉は当たり前のように出てきても、実際はどういったものなのかは余り知られていないようです。
私自身もカフェインに苦しむ身として、カフェインについてもっと詳しくなっていきたいと考えています。