Case 10 「ノンカフェインと呼んで良いものなのか」

 

今回は、実際に販売されていた商品の情報を見ながら、文中の問題に挑戦していただければと思います。「カフェインを求めていない人」になったとして、お考えください。

ドラッグストアで「タンポポコーヒー」を見つけました。タンポポコーヒーとは、たんぽぽの根を炒って作ったコーヒーの代替品です。

並んでいた商品のラベルには以下のようなことが書いてありました。

・ ノンカフェインのタンポポを使用
・ 妊娠中の方でも安心
・ 添加物不使用
・ 原材料: タンポポ、黒大豆、赤小豆、カフェインレスコーヒーなど
・ カフェイン検出せず

【問題】
あなたはこの商品を買いますか?

如何でしょうか? 買うか買わないかで迷われた方もあると思います。しかし、私はすぐに答えます。「絶対に買いません」と。

確かに「ノンカフェインのタンポポを使用」や「カフェイン検出せず」の文字に安心感を持つ方もあると思います。「妊娠中の方でも安心」や「添加物不使用」と見れば、健康にしっかり配慮されているようにも見えます。

しかし、文中には「カフェインレスコーヒー」の記載もあります。カフェインレスコーヒーとは、コーヒーからカフェインをある程度取り除いた物のことで、様々な製法はあれど、100%の除去はほぼ不可能ではないかと言われています。

恐らく「カフェイン検出せず」という表記も、実際に使用するカフェインレスコーヒーの量が微量だったためにそうなっただけでしょう。

よって、私はこの商品を買おうとは思いません。

最初に記事を投稿した時点では明らかになっていませんでしたが、タンポポしか使っていないにもかかわらず、カフェインを検出したタンポポコーヒーの存在を2012年に確認しました。これを買わない根拠にしても良さそうです。

その後「タンポポコーヒー」を調べてみると、今回のように「カフェインレスコーヒー」を使っていながら「ノンカフェイン」と謳った商品が数点ありました。

中には原材料欄に「ノンカフェインコーヒー」と記載ものもありましたが、果たしてどこまで信用出来るだろうかというのが正直なところです。

カフェインを微量に含んでいながら「ノンカフェイン」と謳ったり、「カフェインレスだから妊婦や子どもにも安心」などと謳ったりする商品には憤りを覚えると同時に、その製造者や販売者の質をも疑うところです。

そこから、消費者である私たちがどのように考えるかが大切ですね。

本記事は、ブログ『カフェインアレルギーの歩む道』より、2011年9月4日に投稿された記事『知識と読解力を鍛える』と、同11日に投稿された記事『文章から分かる企業の体質』を統合し、加筆修正したものです。
★最終更新: 2017年4月27日★
LINEで送る
Pocket