楽しい移動は心がけひとつで変わる 〜乗り物酔いをみんなで防ごう〜

3月、まだまだ朝晩に冷え込みはありますが、太陽が高くなった分、日中は暖かいという日も増えてきました。そろそろ桜も開花する頃、旅や行楽が楽しい季節も近づいています。

旅や行楽となれば「乗り物」を使った移動も多くあるかと思います。乗り物が好きな方には絶好の機会かも知れませんが、乗り物酔いが起きやすい方にとっては移動が憂鬱に感じられることでしょう。

かく言う私も、子どもの頃は乗り物酔いが激しく、今も状況次第ではその症状が出ることがあります。ただ、酔い止め薬を服用するまでには無い状況で、近年は一人旅に出ることも増えています。

そこで今回は「乗り物酔い」をテーマに、乗り物酔いが起きる理由や酔い止め薬の実態、私個人や旅のプロが推奨する乗り物酔いを回避する方法などを一緒に見ていくことにしましょう。

※ 本記事では「カフェイン(無水カフェイン)」に注目しており、他の医療成分に関する詳細な言及は行っていません。また、本記事で登場する医薬品は一般的な内容での言及にとどめるものとします。

本情報は2018年3月15日時点のものです。今後、商品リニューアル等により内容が変更される場合もございます。どのような商品であれ、お買い求めの際は、必ずご自身の目で商品の成分チェックを行うよう、お願いいたします。

子どもは元々、乗り物酔いしやすいものなの?

薬局やドラッグストアで酔い止め薬を見てみると、対象年齢が低いものが多く出回っています。水なしで服用出来るものや、ぶどうやレモンなどと言った子どもでも抵抗が少ない味にしたものなども数多く並んでいます。

このようなことから、大人以上に子どもの乗り物酔いは多いと考えることが出来るのですが、実際にはどのようになっているのでしょうか?

エスエス製薬の「アネロン」特設サイトによると、一般的に小学校入学頃から乗り物酔いが見られるようになり、高学年や中学生で多く見られるようになるとあります。成人すれば治まることもありますが、全員がそうなるとは限らないようです。

私も子どもの頃を振り返って見ると、父親が運転する車や大型バスでは決まって酔っていました。乗り物の揺れが酷く、車内のニオイも影響していたと思います。そのようなことの積み重ねで頭の中で混乱を起こし、生あくびや吐き気に見舞われていたのです。

確かに、先ほど紹介したサイトと同じく、小学校高学年から中学生にかけての時期で、酷い乗り物酔いを起こしていました。高校生位になると次第に治まっていったのですが、絶対に酔わないという確証は未だに持てずにいます。

それもその筈です。「アネロン」のサイトに加え、エーザイの特設サイト「乗り物酔い情報局」によると、乗り物酔いは「動揺病」「加速度病」などと呼ばれる「病気」と位置付けられ、そこには物理的な揺れに加えて心理的要因も大きく関わるとあるのです。

「酔ってしまったらどうしよう?」「乗り物はいつも緊張する」などといった不安から、頭の中の混乱がますます加速し、体調不良へとつながるようです。私も振り返ってみれば、不安感が乗り物酔いを酷くしていたのです。

乗り物に乗り慣れていない方は乗り物酔いを起こしやすく、また、ストレスが強い方もその傾向にあるようです。大人になっても乗り物酔いの不安が拭えない方があるのも無理はないようです。

そして、人生であらゆる経験が少ない子どもが乗り物酔いを起こしやすいのは、ある意味で当然なのかも知れませんね。

酔い止め薬に無水カフェイン 子どもに服用させて良いの?

冒頭にも記しましたが、現在は様々なタイプの酔い止め薬が店頭に並んでいます。対象年齢も低いものでは3歳からとなっています。商品によって対象年齢にバラつきがあるため、保護者の方も注意して選びたいところです。

さて、一部の酔い止め薬には「無水カフェイン」が含まれています。大人用でも含まれるケースはあるのですが、中には3歳から服用可能の製品にも無水カフェインが含まれているケースもあったのです。

残念ながら、上記のエスエス製薬「アネロン」シリーズも、大人用・子ども用共に無水カフェインを含んでいます。平衡感覚の乱れによるめまいを軽減し、頭痛を和らげる目的で使用しているとのことです。

子どもにカフェインを与えることに抵抗を覚える方にとって、無水カフェイン入りの酔い止め薬は安易に選べないでしょう。以前、子ども用頭痛薬を取り上げた際にも綴りましたが、本当に無水カフェインが必要なのか、疑問に感じるところもあります。

事実、無水カフェインを含まない子ども用酔い止め薬が出回っています。例として、エーザイの「トラベルミン」シリーズのうち「ジュニア」「チュロップ(ぶどう味、レモン味)」「ファミリー」は無水カフェインを含んでおらず、5歳から服用出来ます。

また、大正製薬の「センパア」シリーズのうち「プチベリー」は3歳から、「QT <ジュニア>」は5歳から、「トラベル1」は7歳から服用出来るものとなっています。これとは別にドリンクタイプのものもあります。

「トラベルミン」「センパア」共に、大人用の商品でも無水カフェインを含まないものがあり、そのことがより一層、無水カフェインを入れる必要性に疑問を感じさせるのです。

無水カフェインが担うとされる役割は、もしかしたら他の成分で代用出来るのかも知れません。酔い止め薬自体を否定するつもりはありませんが、もしご自身や周囲で取れる対策が他にもあれば、それも良い薬になるでしょう。

乗り物酔いを防ぐために実践したいこと

私もかつては乗り物酔いを頻繁に起こし、今も状況次第では引き起こすかも?といった状況にあります。ただ、様々な経験を積む中で、乗り物酔いを防げる行動も見えてきました。

まず最初に「長時間、下を向かないこと」です。スマートフォンやポータブルゲームなどの操作、読書などは酔いを早める元です。今でも乗り物内での読書はしません。その代わり「窓の外の景色を楽しむこと」は積極的に行っています。

これらのことは、エーザイのサイト「乗り物酔い情報局」でも、元キャビンアテンダントや元観光バスツアーコーディネーターの方の意見として取り上げられていました。景色を楽しむのであれば、座席選びも重要とのお話もありました。

座席選びでは景色もそうですが、「進行方向とは逆向きの席には座らないこと」にも注意しています。最初から逆向きの席はありますし、回転させることで逆向きになるものもあります。どちらであれ、逆向きだと今でも酔ってしまいます。

次に私は「極端に空腹や満腹にしないこと」も心掛けています。小腹が空いたらちょっとつまめる食べ物を口にしますが、食べ過ぎずに腹八分目位に留めると、乗り物酔いを防げています。これもプロが勧める方法と一致しているようです。

これは人によって変わると思いますが「酔いやすい食べ物を摂らないこと」にも注意したいです。私の場合、乗り物酔いが激しかった頃は卵焼きがダメでした。また、当時は緑茶や烏龍茶も受け付けませんでした(今は違う意味で受け付けません)。

あとは「不安感を無くすこと」も大事にしています。酔うという事柄にばかり意識が向いてしまうと、本当に酔ってしまいます。例として、適度な音楽やお喋りは、全体的に楽しい気分になって身体への負担も少なくて済むと思います。

自分自身で出来る打てる対策はしっかりと取っておきたいものですね。

乗り物を運転する皆様にお願いしたいこと

先の項目で、乗り物酔い対策として「不安感を無くすこと」を大事にしていると綴りましたが、改めて私自身のことを振り返ると、父親が運転する車で酔ってしまう原因のひとつに「父親の発言」があったように思います。

「道を間違えた」「これ、時間内に間に合うかね?」などと言った言葉は、周囲にかなりの不安を与えるものになります。窓を開けていたとしても閉鎖的な空間ゆえに、かなり重くのしかかってしまいます。

勿論、運転する側にもミスや思うところはありますし、同乗する側も翻弄されすぎては良くないと思いますが、不安を煽る言葉を不用意に発してしまうのは良くないかも知れませんね。

また、道の状況や乗り物の構造で仕方がないところはあるかも知れませんが、荒く感じられる運転も乗り物酔いにつながります。心だけでなく身体も動揺が走ってしまいます。無理な移動行程を組まないことも大事かと思います。

特に、乗り物の運転が出来ない子どもには十分に配慮する必要があるでしょう。私自身は現在、乗り物を運転することが無いのですが、そのような機会が出てきた際には「周囲への配慮」を忘れないようにしたいと考えています。

今月のまとめ

気候が良くなると、旅や行楽に出る方が増え、乗り物を利用する機会も多くなるでしょう。乗り物酔いが心配な方も、出来ることから対策を取りたいものです。

乗り物酔いは小学校高学年から中学生の頃に多く見られ、身体が乗り物に順応しないことや心理的な不安などから症状が出てしまいます。大人になっても治らないケースも珍しくありません。

酔い止め薬は様々な種類がありますが、その中には無水カフェインを含むものもあります。服用可能年齢が低いものでも無水カフェインを含むケースがあるため、カフェインを気にされる方は選び方にも注意したいところです。

薬以外で出来る対策としては、下を向く時間を短くすることや、外の景色を楽しむこと、食事のコントロールなどが挙げられます。勿論、乗り物酔いの不安を自ら取り除くことも大事です。

運転する方(時に同乗する方)の心遣いひとつで、乗り物酔いを防げるケースもあると思います。特に子どもは車などを運転することが出来ません。和やかな雰囲気と無理のない行程で、どうか楽しい旅や行楽を。

【参考ウェブサイト(ホームページ)】

エスエス製薬「アネロン」公式サイト 「乗り物酔いしやすい人とは?」」
同「製品情報」 ※ このページの製品は無水カフェインを含みます
エーザイ「トラベルミン」特設サイト「乗り物酔い情報局」
同「トラベルミン・ジュニア」
同「トラベルミン・チュロップ ぶどう味」
同「トラベルミン・チュロップ レモン味」
同「トラベルミン・ファミリー」
大正製薬「センパア プチベリー」
同「センパア QT <ジュニア>」
同「センパア トラベル1」

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