ごはんを美味しく食べたいな 〜「お供」選びも慎重に〜


梅雨入りの知らせが続々と入る時期になりました。2019年は5月に猛暑日を記録した地域が出るなど、暑さにも気をつけたい梅雨となりそうです。こうなってくると、今の時点で「食欲不振」を訴える方が出ているかも知れません。

さて、日本政策金融公庫が平成28(2016)年に行ったアンケートによると、主に朝に食べる主食を「米」と答えた方が62.2%、「パン」と答えた方が58.1%となったそうです(複数回答可)。意外にも、20代には「米」が、60代には「パン」が支持されていました。

パン食が広がっているものの、まだまだ米食が首位を走っていることが分かります。昼食や夕食となると、米食がパン食を大きく引き離していました。尚、「米やパンの摂取量を今後どうしたいか」という設問では、どちらも「変わらない」が7割を超えていました。

食事の中心にある「米」…そこで今回は「米を美味しく食べること」を「カフェイン」との関係と共に考えてまいります。何故にカフェインか? そこには意外な落とし穴があったのです。

白ごはんが苦手な私、管理人の苦肉の策

先ほど、パンよりも米が支持されているというデータを見てきましたが、私もどちらかと言えば米を選ぶと思います。しかし、子どもの頃は白ごはんが苦手で(それ以上にパンは苦手でした)、茶碗1杯を食べるのもひと苦労でした。

ふりかけはそう頻繁に買ってもらえず、当時は好きでない味も多かったように思います。加えて、当時は卵かけごはんも納豆ごはんも嫌い。猫まんま(味噌汁をかけたごはん)は子どもながらにみっともないと思っていました(実際には当時、味噌汁も嫌いでした)。

要は、私が相当な偏食だった故に苦労し、それ以上に家族を苦労させていたのです。ごはんをおかわりするのはカレーの時くらい。しかし、カレーでなくてもごはんを進んで食べる「お供」が冬にだけ登場したのです。

それは「きな粉餅(安倍川餅)」を作る際に余った「きな粉」でした。少し塩をきかせ、豆の香ばしさと砂糖の甘さを引き立てたきな粉を白ごはんにかけると、どうしたことか、ごはんが一気に進んだのでした。

確かに、「餡無しおはぎ」のもち米がうるち米になったと考えれば、見た目には不思議なものですが、そこまで違和感は無かったのでしょう。地元の広島県では黄色いきな粉に加え、青豆から作る青きな粉もメジャーです。どちらのごはんも、今となっては懐かしい味です。

ふりかけとお茶漬けの素のあの「黄緑色の粒」

話が本題とずれてしまいましたが、ふりかけやお茶漬けの素は、嫌いな味でなければ割と取り入れていたように思います。しかし、カフェインを受け付けなくなって以降、それらの出番は圧倒的に減ってしまいました。

その理由は、それらに多く入っている「黄緑色の粒」でした。あの正体は「抹茶」なのです。

「お茶漬けの素」はその名の通り「茶」の要素があって不思議では無いのですが、「ふりかけ」に抹茶は何故にと思ってしまいます。しかし、調べてみると「お茶」そのものをふりかけに活用したレシピが複数あったのです。

考えてみれば、お店で天ぷらを提供される際、抹茶塩が添えられることがあります。色が美しく、さっぱりとした味と香りが楽しめるといったところでしょうか。現在では、抹茶塩が家庭用でも販売されており、理由はともかく、様々な形で食卓に入っていますね。

ふりかけやお茶漬けの素の抹茶も、その一助になったのかも知れませんね。

抹茶が入っていない「ふりかけ」を探せ

それでは、抹茶が入っていない市販のふりかけはあるのでしょうか? 店頭を中心に探してみると、意外と見つかるという印象があります。1つずつ挙げていくと大変な量になるのですが、今回はその中で3点ご紹介したいと思います。


先ほども綴った通り、私の地元は広島県です。広島県には「ふりかけメーカー」が多くあり、その中のひとつ「田中食品」のふりかけは、広島県外でも案外浸透しているように思います。看板商品「旅行の友」は、抹茶を使っていないふりかけです。


田中食品は明治34(1901)年に創業しました。「旅行の友」は大正初期に発売開始とあり、実に100年以上の歴史があります。瀬戸内の小魚、ゴマ、卵、海苔の風味を大切にし、カルシウム摂取にも役立つ一品です。

子どもの頃は、この商品が苦手でしたが、今は無性に食べたくなる時があります。広島県外でも販売されており、公式通販でも購入可能となっています。


田中食品は意外な企業とのコラボ商品を出しています。こちらは西日本のマックスバリュ限定「わさビーフふりかけ」です。「わさビーフ」と言えば、山芳製菓の人気のポテトチップスで、キャラクターの「わさっち」も登場しています。


「旅行の友」でも登場したイラストは「トモちゃん」と言うそうです。「旅行の友」という商品名同様、創業者の妻「トモ」さんへの感謝も込められているのだとか。


緑色のわさび菜が大きめに入っていますが、抹茶粒が入っていないので、カフェインの心配はありません。ただ、わさびパウダーも入っており、かなり鼻にツーンと来ます。個人的には、もうちょっとビーフが強いと「わさビーフ」らしいと思いました。

この商品は通信販売が無いようなので、西日本エリアのマックスバリュで見かけたら、チェックしてみると良いでしょう。

こちらは、マックスバリュを含むイオン系列のお店で販売されている「トップバリュ Free Fromサクサク香ばしいえびふりかけ」です。エビがふりかけになるのは珍しいように思います。


消費者が気にされる添加物や原材料、成分の使用に配慮した「グリーンアイフリーフロム」シリーズの商品で、抹茶の他、アミノ酸や核酸といった調味料を使っていません。エビの香ばしさと多めの海苔が味のインパクトを強めています。

同シリーズのふりかけは2019年6月現在、今回の品を含めて4種類あるそうですが、抹茶を使っていない品は今回の「えびふりかけ」のみとなっています。

今回は3種類のふりかけをご紹介しましたが、他にも抹茶を含まないふりかけは出回っています。店頭で原材料欄を見て、抹茶の有無を確認してみましょう。「あの品って…」という気付きは沢山得られると思います。

抹茶が入っていない「お茶漬けの素」を探せ

さて、続いてはお茶漬けの素です…としながらも、「『茶』とある時点で絶望的なのでは?」という意見もあると思います。しかし、探せばあるものです。注意点は幾つかあるのですが、抹茶を使っていない商品は大手メーカーからも出ています。


まずは2017年から春夏限定で販売されている、永谷園の「冷やし塩すだち茶漬け」です。写真は2018年に購入したものですが、2019年も無事に発売されました。昆布や鰹の「だし」を活かした商品です。

その名の通り、すだちの酸味がきいた商品で、汗と共に流れ出る塩分をお茶漬けで補給しようというものです。また、カリウムや鉄、マグネシウムも入っています。栄養補給という視点も入ったお茶漬けの素とも言えるでしょう。

実はこの商品に当たるまで、数年間は「お茶漬け」を食べていませんでした。久々に口にしたお茶漬けは本当に美味しかったですね。お湯でもいただけるのでしょうが、ここは水が良いと思います。氷水でいただくと、すだちの良さが一層引き立ちます。


次に紹介するのは、丸美屋から通年販売されている「家族のお茶漬け」シリーズより「家族の鶏だし茶漬け」です。同シリーズは2019年6月現在、8種類展開されていますが、こちらの鶏だし茶漬けを含めて3種類が抹茶を使わない品となっています。


個包装になっていないので、ごはんの量に合わせて調整したり、お好みの味の濃さでいただいたり出来ます。大粒の鶏だし塩が味の決め手となっていました。少しわさびを加えると、更に美味しくいただけました。

また、同シリーズで抹茶を使っていない「家族のたらこ茶漬け」もいただきました。こちらは昆布だしをベースとしており、特に何も添えなくても十分にインパクトのある味でした。辛くないので、辛いものが苦手な方も安心していただけるでしょう。

もう1つ、まだ店頭では見ていませんが「家族の明太子茶漬け」という商品も抹茶を使っていないようです。こちらは辛さを求める方向けだろうと思います。また「低カフェイン(あくまでもカフェイン入り)」の「家族の塩こんぶ茶漬け」という、ほうじ茶使用商品もあります。

今月のまとめ

パン食が広まる中でも、やはり米食の人気は高いです。ある統計では、20代の若者には米食が支持されているという結果も出ています。白ごはんが苦手でも、様々な食べ物と共に口にすると、勢いよく食べられるという経験をされた方もあると思います。

ごはんのお供にしたい「ふりかけ」や、ごはんをサラッと食べる際に便利な「お茶漬けの素」には、どうしたことか「抹茶」を使った商品が多く出回っています。お茶漬けの素は、カフェインを受け付けなくなってなって数年は買うことの無い品でした。

しかし、探してみると、抹茶を使っていない商品は意外とあるものです。大手メーカーの品や、地域に根ざした商品、期間限定商品など、様々な形態で販売されています。商品の原材料欄を見て、抹茶の有無を確認してみましょう。

多少はカフェインを受け付けるという場合には、ほうじ茶を使った「低カフェイン商品」もあります。ただし、あくまでも「低カフェイン(カフェインは入っている)」ということを意識することをお忘れなく(尚、ほうじ茶については改めてマンスリーコラムで取り上げます)。

参考ウェブサイト(ホームページ)

日本政策金融公庫 プレスリリース『消費者動向調査:食生活 高齢世代の朝食は「パン」が多く、20代は「ごはん」が多い』(PDFファイル)
田中食品株式会社
同『旅行の友について』
山芳製菓株式会社
トップバリュ Free Fromサクサクおいしいえびふりかけ
永谷園 冷やし塩すだち茶漬け
丸美屋 家族のお茶漬けシリーズ
同 家族の鶏だし茶漬け
同 家族のたらこ茶漬け
同 家族の明太子茶漬け
同 家族の塩こんぶ茶漬け ※ ほうじ茶使用の「低カフェイン商品」です