新たなリスクを負わないために 〜COVID-19とどう向き合うか〜

2020年に入り、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が世界中で猛威をふるっています。未知のウイルスとあって、2020年5月現在、どこも手探り状態で対応を取っている状況で、全世界で認められたワクチンも特効薬もありません。

日本では「三密(密閉・密集・密接)」を避けたり、不要不急の外出を控えたりする他、マスクなどで飛沫が飛ばないよう注意を払ったり、手洗いや(最近では洗顔も)こまめな消毒や除菌を行ったりすることが勧められています。

さて、こうした対策の中には、カフェインを受け付けない方にとって、一度立ち止まってしまうケースがございます。そこで今回は、COVID-19対策とカフェインとの関係に注目し、無理のない対応策を一緒に考えたいと思っています。

入り口の「消毒液」…その中身は何?

食べ物を扱う店を中心に、以前から「消毒液」が入り口に置かれるケースがあります。しかし、COVID-19の拡大を受けて、そうではない業種においても消毒液が入り口に置かれるようになりました。また、家庭内でも置いて居るというケースも珍しくないでしょう。

上記の場合は手の消毒を目的としていますが、医療分野などにおいては手に限らず、器具やそれが装着される箇所などの消毒で必要になります。今回のCOVID-19の拡大で、日本国内でも消毒液は品薄になり、どうやって確保すれば良いかと悩む方も多いですね。

今回の状況で「消毒液」として用いられているのは、一般的に「消毒用エタノール」です、しかし、消毒用エタノールが品薄になったことで「無水エタノール」を用いた手製の消毒液を使うケースも多いようです。また、台や食器などの消毒・除菌用に「塩素系漂白剤」を使ったスプレーの作り方も複数見聞きしています。

私も出来る限り、出先で消毒液が用意されている際には使うようにしています。しかし、ラベルや注意書きなどが無い容器で用意されている場合には、使うことを躊躇してしまいます。原材料が見えない怖さが先立つためです。

市販のものであれ、自作のものであれ、原材料が見えないとなれば「使って失敗した」ということもあり得るだろうと想像できます。実際に私も、家族に勧められて店頭で使ったスプレーで、消毒用エタノールを使った時とは異なる手荒れを起こしたことがあります。

何も書かれていないスプレーボトルでしたので、その時に使われた材料が何だったかは知る術もないのですが、もしかしてカフェインを含むものだったのではないかと疑心暗鬼になりました。消毒液や除菌スプレーとして、受け付けない材料が入りうるという状況下にある方は、慎重な対応が求められることでしょう。

やっとのことで見つけたウェットティッシュに「チャ葉エキス」の字

今回のCOVID-19の広がりで、消毒液以外にも品薄になった商品があります。そのひとつが「ウェットティッシュ」です。流行開始期に様々なものが品薄になりましたが(中には高額転売目的の買い占めもありました)、ウェットティッシュは2020年5月になっても流通量が中々戻らない印象を受けます。

店でウェットティッシュの棚がガランとしている状態を見慣れてしまったというのは、いささか皮肉なものですが、辛うじて見つかった商品に「チャ葉エキス」の文字を見て、そっと棚に戻したという経験を2度しております。

チャ葉エキスには消臭や抗菌などの効果が期待されると言われていますが、カフェインを受け付けない方にとっては安易に手を出せないものです。有名どころの商品にも使われている事例があり、手指に限らず拭いた箇所のその後を考えると、不安になるのも当然のように感じます

COVID-19が怖いからと言って、合わない商品を無理をして使い続けることで、別のリスクを負い続けるのも良いことではありません。これは何も「チャ葉エキス」に限ったことではありません。

ウェットティッシュが品薄となれば、普段から布の「おしぼり」を持ち歩くという考え方も出てくるでしょう。水で濡らして絞るだけだと、除菌効果を期待するのは難しいですが、洗濯をしながら繰り返し使えることを考えると、全くもって無駄とは言えないように思います。

突然ですが、何で手を洗いますか?

今回のCOVID-19の拡大で「ハンドソープ」も品薄になっています。ウェットティッシュ同様、ハンドソープの棚もガランとしていることが常態化している店もあります。しかし、その光景を見ながら、どうにも不思議でならないことも起きているのです。

それは、「殺菌」と謳っていない固形石鹸は割と供給量があり、ボディーソープに至っては品切れとは無縁と言わんばかりに、しっかりと品揃えがあることです。本当に「ハンドソープ」でないと、手を洗えないのでしょうか。

確かに、冒頭にも示したように、手洗いは推奨されています。十分に時間をかけて手を洗うための動画や歌も数多くあります。しかし、厚生労働省が手洗いを「ハンドソープ」に限定している文言はほとんど見られず、むしろ「石鹸で手を洗いましょう」という文言が多いです。

殺菌効果があるハンドソープや石鹸だと一気にウイルスを無力化して洗い流せるだろうと想像できますが、洗浄力が強すぎて使い続けるのは難しいというケースもあります。それであれば、普段から使い慣れている石鹸やボディーソープでこまめ手を洗う習慣をつけた方が理にかなっていると思います。

実は、ハンドソープの中にも「チャ葉エキス」の字があるものを確認しており、ウェットティッシュの部分でも取り上げた通り、合わないものを無理して使い続けることが、別のリスクになるというケースも考えられるのです。もちろん、石鹸やボディーソープでも同様の事例はあります。

入浴時に全身を洗う際、COVID-19以前も含めて手だけはハンドソープで洗って、それ以外は固形石鹸やボディーソープで対応していたという方は極めて稀だろうと推測します。十分に棚に並んでいる固形石鹸やボディーソープを見ながら、これらの買い占めは良くないにせよ、ハンドソープ一辺倒の現状を不思議に思うのです。

今月のまとめ

COVID-19が猛威をふるう中で、その対応策で苦労するケースが見られます。カフェインを受け付けない方にとっては、カフェインを想起させるものが使われているものや、もしかしたらこうしたものが使われているかも知れないという品に困惑するケースに当たっているかも知れません。

何も書かれていないボトルを用いた消毒液や抗菌スプレーは、原材料が見えないことで、もしかしたら使ってはならないものが入っているのではという心配を呼び起こします。私ごとですが、十分に確認しないままに使って予想外の手荒れを引き起こしたこともありました。

また、ウェットティッシュやハンドソープなど、殺菌や除菌などに用いられている商品ですが、品薄になっているからと言って、自身に合わないものを見た際に無理して使い続けることがリスクになることを忘れてはなりません。

役不足と言われても、代わりになる手段で対応することも時に必要でしょう。COVID-19が怖いという気持ちも分かりますが、自身に何が合っていて、それが無理なく続けられるかどうかを考えて、地道に対策を取ることが大事だと考えます。


「マンスリーコラム」は次回(2020年6月15日更新)をもって一旦終了となります。これまで「マンスリーコラム」をご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。次回もどうか、お目通しいただければ幸いです。

参考ウェブサイト(ホームページ)

厚生労働省 『新型コロナウイルス感染症について』