市販の頭痛薬や風邪薬にカフェインが含まれる2つの理由

市販薬において、多くの頭痛薬や風邪薬には「無水カフェイン」または「カフェイン水和物」が含まれています。

目にすることが多い「無水カフェイン」とは、カフェインから水(H2O)分子を取り除いたもので、効用はカフェインと同じと言われます。水分子が無い分、濃度が高いことも考えられることも綴りました。

では、どうして多くの市販の頭痛薬や風邪薬には「カフェイン」が含まれているのでしょうか? これには2つの理由が考えられます。

① 眠くなりにくい効果を上げる
② 痛みを緩和する作用を狙っている

まず1つ目の「眠くなりにくい効果」ですが、眠気覚まし効果を狙ったガムや栄養ドリンクからも分かるように、カフェインの興奮・覚醒作用は高いと考えられます。

頭痛薬や風邪薬には眠くなりやすい成分が含まれることが多いようで、それを打ち消す効果をカフェインに求めているのでしょう。大事な場面で眠気が来るのは困りもの。眠気を感じなければスムーズに動けるでしょう。

続いて2つ目の「痛みを緩和する作用」は、カフェインの血管拡張・収縮作用から期待されるものと考えられます。

複数のサイトを調べると、頭痛のうち片頭痛や群発頭痛は、血管の拡張により起こる場合があると記されていました。また、高血圧から来る頭痛も血管の拡張によるものとありました。

一方、カフェインには、脳血管を収縮させ血流量を減らす効果があると出ていました。つまり、血管の拡張に起因する頭痛にはカフェインが有効と考えられ、カフェイン自身が症状緩和に役立つと考えられるようです。

カフェインを添加するのには、それ相応の理由があったようです。

本記事は、ブログ『カフェインアレルギーの歩む道』より、2010年8月8日に投稿された記事『なぜ市販薬にカフェインなのか?』を加筆修正したものです。
★最終更新: 2017年4月21日★
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「ダイエットサプリメント」の罠

気軽に始められるダイエット方法として「サプリメント」を挙げる方もあると思います。糖分や脂肪の吸収を抑えるもの、体内の脂肪の燃焼を助けるものなど、沢山の種類の商品が出回っています。

その中で、カフェインを受け付けない方が特に気をつけないといけないものが、むくみや水太りに働きかけるものです。実はこういった効果を謳う商品に、多くのカフェインが含むケースが見られるのです。

これまでのブログで、カフェインには運動効果を高める働きがあることや、脂肪燃焼に効果的であることを綴ってきました。

それに加え「利尿効果」が高いため、カフェインそのものや、お茶やコーヒーなどのエキスを添加していたりするのです。

以前、とあるドラッグストアでこんなサプリメントを見つけました。「むくみを取って足を細く」と謳ったサプリメントで、主成分のメリロート(むくみに効くとされるマメ科植物)エキスとカフェインを多く配合していました。

そのサプリメントの表記を見ると、1日の標準摂取量におけるカフェイン量は120mgとありました。120mgというカフェイン量は、インスタントコーヒー2杯分に含まれる量とほぼ同じです。これはかなり高濃度と言って良いでしょう。

インスタントコーヒーを2杯飲むには多少の時間がかかるでしょうが、今回のサプリメントは粒状だったため、一瞬で飲み込むことが出来ます。それは、一瞬で大量のカフェインを飲み込めることも意味するのです。

カフェインを受け付けない方の場合、その行為がいかに危険であるかを容易に想像出来るでしょう。こういった商品には厳重に警戒しましょう。

このような記事を見ると「私にはダイエットが出来ないのか」と思う方もあるようです。心配は要りません。カフェインを含まないダイエット食品もありますし、既製品に頼らなくてもダイエットを行うことも可能です。

食事のコントロールだけでなく、適度な運動を加えれば尚良いですね。

「ダイエット方法は●●ありき」と考えず、安全な方法を色々と組み合わせ、無理なく続けることが大切です。

本記事は、ブログ『カフェインアレルギーの歩む道』より、2010年6月27日に投稿された記事『カフェインとダイエット その2』を加筆修正したものです。
★最終更新: 2017年4月21日★
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「栄養ドリンク」の罠

疲れが溜まっている時や、何だか気分が重い時などに「栄養ドリンク」を飲まれる方もあるかも知れません。生薬などが入っていて一気に回復したという方も多いかと思います。

しかし「一気に回復した」のも厳密に言うと「一時的に回復した気がした」に過ぎないかも知れません。暫くすると、また疲れてしまったという経験をされた方は多いようです。中には飲む前よりも疲れたと仰る方もあるでしょう。

そんな栄養ドリンクも、実はカフェインの宝庫。カフェインを受け付けない方が摂ってしまうと大変なことになるのです。

カフェインの効能の1つに「覚醒作用」があります。カフェインを摂ると、目が覚めて体もシャキッとする感じを覚えるでしょう。そんなこともあってか、カフェイン入りの栄養ドリンクは実に多いという印象を受けます。

それ故、「ノンカフェイン」の文字は、宣伝効果が高いと思います。言い換えれば、現状ではカフェインを含む商品が多いということでもあります。「ノンカフェイン」と触れ込んでいる商品なら安心して買えますね。

しかし、栄養ドリンクにおいては、「カフェイン」と書かれていないからノンカフェインであると、安易に判断してはなりません。「カフェイン」の表記が無くても、カフェイン入りの栄養ドリンクは存在します。

その際に気をつけて頂きたい原材料は「ガラナ」です。

ガラナとはアマゾン川流域が原産の植物で、その種子にカフェインが多く含まれているそうです。疲労回復と滋養強壮効果があり、日本ではチョコレートやタブレット、ガムに添加して売られるケースがあります。

ガラナを使った清涼飲料水も存在し、栄養ドリンクにも添加されているケースもあります。カフェインの表記が無くても「ガラナ」の文字を見つけたらカフェインを含んでいると判断するのが賢明です。

かつて、とある掲示板に「カフェインは元気の前借りだ」といった書き込みをされた方がありました。正にその通りです。栄養ドリンクでムチを打って、短距離走のペースでひたすら走り続けているようなものなのです。

元気になろうと思って栄養ドリンクを買い、カフェインで体調不良となるのは何とも悲しいものですね。

本記事は、ブログ『カフェインアレルギーの歩む道』より、2010年4月18日に投稿された記事『栄養ドリンクの罠』を加筆修正したものです。
★最終更新: 2017年4月21日★
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